【雑記】1人旅で得たもの

雑記

1人で海外に行くと、「チャレンジ精神が付く」とか「計画力とか付く」とか、何かしらの新しい能力が身に付くとよく言われる。旅行関係のブログとかを読んでると面白いくらいみんな同じようなことを言う。そこで、実際に旅を終えた自分はどうなったのかを振り返ってみようと思う。あくまでこれは現時点で思うことであって、今はまだ実感してないけど数年後になって「あぁ、あの旅行を機に俺のこういうところが変わったな」って気づくこともあると思う。本当にやりたいことが見つかるって言う人も一定数いるけど、そんなことは無かった。むしろ本当にやりたいことは簡単には見つからんって思った。そんなことはさておき、とりあえず、パッと思い付いたのはこの4つ

人に頼る力

ストライキは意外と日常茶飯事

今までは事も自力で解決をするのが美徳やと思ってきたし、これまでの人生で大した問題を経験した訳ではないから大体のことは自力でどうにかしてきた(はず)。むしろ、他人にどうやって頼るのかが正直よく分からんかった

でも海外では、電車が来ない、行きたい場所がGoogleマップに反映されてない、買い物のシステムが分からない、、ってことが起こる。こんな感じで、想定してないことが起こったり、万能と思われているネットで調べても必要な情報がパッと出てこないことがめちゃある。そうなった時に、近くにいる人に聞いたり、助けてもらったりせざるを得ない。最初はちょっと抵抗があったけど、徐々にそのハードルが下がって行くのを実感できた。しかも、大体の場合、自分で調べたり悩んだりするより、助けてもらった方が圧倒的に早く解決する。旅を通して、「人に頼る」っていう行為を今までよりも気軽にできるようになった。人は互いに助け合いながら生きていくもの。あと、困り顔をするのがちょっと上達した気がする(笑)

ストレス耐性

体がバキバキになった夜行バス

言語が通じないストレス。気候・食事が体に合わないストレス。予定が全く思い通りにいかないストレス。日本ではあまり経験できないストレスが海外旅行では伴ってくる。特に1人で旅行をすると、何かが起きても自分が動かなければ現状は何も変わらんし、嫌なことがあっても不満を言う相手が近くにいる訳でもない。だから、自分の感情をうまくコントロールしていかないといけない。日本にいる時よりも理不尽・意味が分からないことが起きやすく、急にキレられたり、冷たい態度をとられたりする。でも、それを経験する度にメンタルが強くなっていく。嫌なことが起きてもいかにそれを面白く解釈をして楽しむか、そんな能力が身についた。

環境適応能力

ホステル

ホームステイ、シェアハウス、ホステルなど、ホテルと比べると快適ではない環境で過ごしてきた。初めてのホステルは大外れを引いて、マジで嫌やなと思いながら夜を過ごしたのは今も覚えてる。でも、不思議なことに旅行の後半は、もう息を吸うようにホステルで寝泊まりできるようになった。イギリスにいた時は気づいたらイギリスのアクセントが移ったり、ずっと悪天候やったオランダも2週間経った頃には激しく変わりゆく雲を楽しめるようになった。どんな環境に置かれても、何やかんやで楽しんでる自分がいた。適応能力は前よりは付いたと思う。環境は人を変えるって言うのはガチなのかもしれない。

謎めいた自信

カーシェア、この車でアウトバーンを経験

得体の知れないローカルバスに乗ったり、知らない人の家に泊まったり、詐欺にあって自分で通報をしたり、それなりに変な経験をいっぱいしてきた。「え?これやっていける?」って最初は思ったことでも、結局最後は何とかなったなと振り返ってみてそう思う。何一つ聞こえなかったイギリス英語も、バスのカスタマーセンターに電話した時は何故か理解できた。そんな経験を重ねていくと、何事に対しても「まぁ、とかなるやろ!」って言うマインドになって来る(まだ100%ではないが)。何でかは分からんけど、本当に何とかなりそうな気がしてくる。この感覚は間違いなく旅行中に手に入れた。

何がともあれ、これまでには無かった感覚・考え・能力が装備されて帰ってきたってことは自信を持って言える。必要かどうかは別として、これが人としての深みになれば良いなと願っている。旅っていいいな。

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