5/8-9 day21-22 船でイタリアへ マテーラ散策 

 昨日、国立公園に行った時、アメリカのホームステイに行った時の感覚が蘇った。自然とか、バスの中の匂いが似てたからやと思う。あと、みんなで同じ目的を持って同じバスに乗るって言う状況も懐かしさを感じさせる要因やったかも。なんか、徐々に少年に戻っている気がしてきて、ちょっと嬉しい。以上付け加え。

 今日は大移動DAY。ほぼ移動しかしてないから二日間一気に記録。

 まずザグレブからスプリットまでバスで移動して(五時間くらい)、それから四時間くらい待って、フェリーに乗ってアドリア海を渡ってイタリアのバーリに行く(船泊)。

バスからの景色、明らかに植生が変わってる

スプリット。奥に見えるのがアドリア海

乗る船。マルコポーロ号

船内の様子

 船のテラスで朝日を眺めたかったけど、爆睡してて船長の到着アナウンスで起床した。

人ほぼいなくてこんな具合で寝てた

 急いで船から降りてホステルに向かった。イタリアに来た理由は、マテーラとアルベロベッロに行きたかったから。

 チェックインは午後からやけど、荷物だけ預けに行った。受付の兄ちゃんにマテーラに行くって言ったら、「電車が15分後に出るから今すぐ行け、それを逃したら次は一時間後になる!」って言われてた。地図を出して、チケットを買う場所と値段・そこまでの道のりを1分くらいで要約してくれて、その後渡してくれた地図を握りしめてホステルを飛び出した。無事チケット売り場を見つけて往復分を買ったけど、電車どれに乗るかわからんくておっちゃんに聞いたらUP!!って教えてくれた。んで、無事に電車に乗れた。ここまでのスピード感やばい、めちゃめちゃアドレナリンでて楽しかった。

往復のチケットともらった地図

 前に座ってたポルトガルの写真家が俺が握りしめてた地図(ホステルオリジナル)を見て、丁度さっきそこのホステルをチェックアウトしてきたよ、ってとっかかりで仲良くなった。各地の集落とか集落間の人の移動を写真で記録しているらしい。色々聞いてたら横にアジア系の人が座ってきて、会話に混ざって3人で盛り上がってた。途中で、そういやどこの国から来たんやって話になって、アジア人が日本って答えたから、いやまじ?俺もやねんけど、そんなことある?って一同爆笑。フランスで留学してて、それが終わったから帰国までヨーロッパを回ってるらしい。しかも今日はマテーラで明日アルベロベッロに行くらしく、全く同じスケジュール、もはや怖い。色んな偶然が重ね合わさって3人がここに集まったのが運命的すぎて3人で連絡先を交換した。てか、帰りの飛行機とってないって言ったらめちゃ笑われた、ちょっとクレイジーらしい。

 写真家は一個前の駅で集落の写真撮りに降りたから、日本語解禁。なんか不思議な気持ちになった、さっきまで違う言語で会話してたのに。

 マテーラは世界遺産で007のロケ地にもなった場所。石灰岩の侵食によって作られた地形に、イスラム勢力から逃れた人が洞窟住居を作って暮らしてた場所。建築的にも面白いらしく、研究室にあった本で読んだ記憶がある。

駅が思ってた倍近代的やった

 駅とその周辺はかなり整備されてたから、なんか思ってたんとちゃうなって会話をしてたら、突如伝統住居群が現れて、超絶興奮した。なんか魂が震えるってこう言うことなんやなってくらい興奮した。唯一曇ってたのが残念やったけど、それでもかなりワクワクした。多分この景色の記憶は徐々に薄れていくやろうけど、この時の感動は一生忘れへんと思う。あとは写真

 バーリに戻ってきて、荷物だけ置いて夜ご飯食べに行った。お店に座ってメニュー見たらめちゃ高くて、リゾットだけ頼んだら店員に「それだけ?なんで?」って言われて悔しかった。穴があったら入りたかった。でもリゾットが死ぬほど美味しかった、せめて不味くあって欲しかった。美味苦いイタリアンを経験した、お金持ちになったらリベンジしにきます。

2400円のリゾット

 夜は何かを祝う祭りもやってて、大盛り上がりしてた。花火も見れて楽しかった。この群がっている人全員に日本の花火を見せてやりたかった、日本の花火はレベルが違うなってしみじみ思った。最後に行った花火大会はいつやろうってふと考え始めて、1秒だけ日本に帰りたくなった。帰ってシャワー浴びて寝た。バカ疲れた。

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