この二日間もひたすら散策。知らん街をひたすら練り歩く、もうほぼ条件反射に近い。歩いててワクワクする街もあれば、なんやこんなもんかと思う街もある。でもある街に対して自分がどう感じるのかは実際に行ってみなわからん。食、匂い、人、気温、季節、、、全く同じ形をした街でもこれらの要素の一つでも違ったら全く違う印象を受けるし、調べたり聞いたりした情報からは中々想像できへん部分もある。もはや知らん街を歩くという行為事自体に意味がある気がするし、意味なんてなくてもいい気がする。
現地の言葉
朝起きたら大家さんがお茶を入れてくれて、そのままお茶を飲みながら軽く会話してて、気づいたらマケドニア語講座を受けてた。基本的な挨拶と、その言葉の由来とかも教えてくれた。全然覚えられへんかった、大学に入ってから記憶するのが苦手になった気がする。ここ数年くらい何かを真剣に暗記するって言う行為をした記憶がない、脳の活性化のためになんかの資格の勉強を始めてもいいかも知れない。
朝のお茶、家の中にチャリぶら下がってる
近くのパン屋で買ったチーズパイ、ピントを合わせる気はない
よく見かける黄緑色の唐辛子?
失った体重を取り戻そう
宿に体重計があったからなんとなく体重を測ってみたら4キロ減ってた。なんとなく体重が減っている気がしてたけどここまで減ってるとは思わんかった。食費は節約はしてるけど、決してお腹が空くのを我慢してるわけではない。ただ心なしか食事にタンパク質が少ない気はしてたから、地味に各都市でプロテインを買おうとしてなんとなく探してはいた。後は、運動量が明らかに増えてるからその分栄養がもっと必要。流石にこのままじゃ良くないと思って、真剣にサプリメントを売ってるところを探して買いに行った。意外と売ってなくてちょい苦戦したけど無事EAAを買えた。ホンマはプロテインが良かったけど、体積があって荷物になるからやめた。これで一安心。
商店街?っぽいところ
やっと見つけた
色々ある
これ買った、結構美味しい
大事なのは見せ方
大家さんはパフォーマーの方で、ジャグリングとか一輪車とか、いわゆる大道芸をしてる。何個のものを同時に投げれるのかを聞いたら、大事なのは個数ではなくて、見せ方って言う回答が返ってきた。愚問すぎた、なんでそんな質問をしたんや俺って恥ずかしくなった、言われなくても分かるのについ聞いてしまった、反省。自分の持ってる能力は数ではなく、どう見せるか、どう使うかが大事。デンゼル・ワシントンも同じこと言ってたな。大きな成功を収めてる人とか、偉人とかってマインドセットが似てる部分がある気がする。もちろん成功して結果を出すには運も時々必要で、再現性がないことも多いけど、考え方は共通してる部分が多いと思う。
モール
大家さんの部屋、なんか楽しそう
色んな国の寄せ集め。カオス。
北マケドニアは古代ローマ時代から人が居住してて、オスマン帝国をはじめとして色んな国に支配されてきて、最後はユーゴスラビアの崩壊と同時に独立した。んでスコピエはその首都で、人口の約三分の一がここに集まってるらしい。歴史だけを見たらティラナとあまり変わらんかなって思ったけど、街並みが全然違う、圧倒的にカオス。色んな国で見たことがあるような建物が建ってて、発展途上の中でも発展したてでそこまで綺麗じゃない。古い建物は割とそのまま放置で、新しい建物もなんか途中で建設が進んでるのか止まってるのかわからん。とりあえず周りの諸国を真似て頑張ってる感じで、結果的に各国のレプリカが集まった街に見える(個人的な感想)。なんかロンドンバスみたいなのもめちゃ通ってるし、とにかくカオス。
どっかで見たことあるな〜
ドバイにも似たようなところがあった気がする
これは大英博物館ですね
うん、パリのやつ
なんでロンドンバス通ってんねん
マザーテレサこの国出身だったのか
マザーの足、どうやって記録したんやろ足の形なんて
ベジタリアンの食事
大家さんがご飯を振る舞ってくれた。肉は食べへんらしく、ご飯も1日一食。どこからエネルギーを生成するのか謎でしかないけど、なんか健康そうではある。栄養について色々知ってて、食べながらずっとレクチャー受けてた。朝食べてたヨーグルトも、あれはゴミでしかないとか言われた。もう加工食材が嫌みたい(笑)。若い時三日三晩飲み続けて記憶を飛ばして以降、全てが変わったらしい、真反対すぎる。ご飯は美味しくなかったけど、せっかく作ってくれたからおかわりした。美味しくない料理も美味しそうに食べる、これは特殊能力でしかない。結構お腹いっぱいに詰め込んだけど、その二時間後にはお腹空いてた。面白い経験をした、俺は肉を食う。
野菜しかない、これに醤油とオリーブオイルかけて食べてた
教えてもらったお店
トルコのアレみたい、名前忘れた
うまそう
めちゃめちゃ美味かったぞ
なんかよくわからん
スコピエはあまり好きじゃないかもしれない、いや好きか嫌いかで評価するじゃないような気もする、言葉にはできへんけどなんか違う。理由は分からんけど、街を歩いててもそこまで楽しくないし(いや楽しいけどなんか違う)、なんか落ち着かへん。カオス度合いならティラナもまあまあやけど、なんでスコピエはおもろなく(いやおもしろくはある)感じるんやろ。秩序の無さが一線を超えたのかな。スコピエは色々な場所からいろいろな部分をとってきてて何がしたいんか全く理解できてない。ティラナも色々ツッコミどころ満載やったけど、向かってる方向とか、やろうとしてることがなんとなく見える。でも、スコピエはマジで分からん、明日以降に何か気づけたらまた変わるのかも、そう信じたい。曇ってるせいもあるのかなんか元気がないように見える。あと、落書きがデザインじゃなくてただの落書き。適当に書かれた絵は治安の悪さを連想させちゃう。なんなんやろ、この感覚、確実にプラスの感情ではない、まあいいや。
建設中
世界のタンゲ
昨日大家さんの話でちらっと出てきたのが丹下健三で、気になって調べてみた。スコピエは1963年7月に起きた大地震で街の約80%が崩壊して、その復興計画を任されたのが丹下健三らしい。都市計画をしたからもう建物一個とかじゃなくて街全体を設計したことになる。こんなところにも息がかかってたのか、凄すぎ。ということはあのコンクリート剥き出しの荒々しい感じの建物達はブルータリズムか。そうなるとあの建物とあの建物もほぼ確定で丹下設計やん、って記憶を思い起こしてプチスッキリした。元気がないように見えたのは必然やったみたい。でも、銅像とかそのほかのレプリカ風建築は待ってく関係ないからカオスに変わりはない。流石にもう一回散策しなあかん。
駅の高架下、イカチ〜
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